LL Sensor

圧力分布が一目でわかる
電磁誘導方式
圧力分布センサー

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LL Sensor(エルエルセンサー)

LLセンサーのイメージ

 株式会社シロク(現 株式会社ニューコム シロク事業部)と茨城県工業技術センターの共同開発で生まれた世界初の「電磁誘導方式による圧力分布シートセンサー」です。
 様々なものの接触圧力分布をリアルタイムに測定・表示します。『LL Sensor(エルエルセンサー)』のセンサーシートは耐久性に優れ、安価であるため、ご使用の目的に合わせて各種機器に組み込んだり、連結して床一面の大面積フロアセンサーにするなど、業務用・セキュリティ・スポーツ解析・ゲームの入力機器・といった幅広い分野でお使い頂ける製品です。
 平成19年2月に世界初の電磁誘導方式による「LLセンサー」を発売以来、業務用ゲーム機や椅子、各種機器への組み込みなど多方面で使用されています。

LL Sensorの仕組み

センサーの仕組み

 コイルが直交するセル部と、金属シートを緩衝材で介した単純な構造です。圧力に応じて可動する金属シートがセル部に近づくと電磁結合が変化し、その結合係数を検出することにより、各セルの圧力を独立して表示します。

【特徴】

  • ・センサー回路は非接触の為、耐久性に優れている
  • ・センサー回路のインピーダンスが低いので大型化が可能
  • ・センサー回路の構造が単純な為、安価に量産が可能

【製品比較】

方式 感圧抵抗方式 静電容量方式 電磁誘導方式
耐久性
価格
最大サイズ △<1m △<1m ◎<10m
最小空間分解能 ◎ 1mm ◎ 2mm ○ 4mm
毎秒最大速度 ◎ 200フレーム △ 50フレーム ○ 100フレーム
最小厚さ ◎ 0.1mm ○ 0.3mm △ 2mm
組み込み用途 ✕(耐久性に難) ✕(価格に難) ◎(耐久性・価格に優れる)

LL Sensorの利用用途/ユーザー事例

ユーザー事例 筑波大学
左矢印

【ユーザー事例 座圧・背圧等の測定】

筑波大学「LLセンサー」自動車用シートに組み込んで使用されました。

その他にも、下記のような用途でご利用いただけます。

  • ・ゲーム機器などの入力デバイス
  • ・椅子に組み込んで、座圧分布の測定
  • ・床一面に敷設して歩行解析(800x600のシートを連続敷設)
  • ・ローラー、プレス圧の解析
  • ・歩行解析
  • ・リハビリや介護など医療機器のメンテ補助など

 別売りソフト「LL Sensor」では、圧力分布の変化をリアルタイムに3D表示可能で、簡単に複数シートの連続設定を行うオプションなどが追加されています。

評価キットに標準で付属するソフトウエア「LL Test」でも表示の確認はできます。いずれの場合もAPIは提供しています。
LLtestのイメージ
( 「LL Test」表示画面 )
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